塞翁が馬?
先日、初めて骨折をした
その日は
明日から家事どうしよう
仕事どれだけ休むことになってしまうんだろう
買い物どうしたらいいんだろう
人生初めての経験
一気に恐怖が襲いかかってきた
"周りにたくさん人がいるところで困ってても、なかなか助けてくれる日とはおらん"
骨折して、しばらく途方にくれていたときに思い出した言葉
以前友人に聞いた言葉がまた蘇った
不安で仕方なくて、上手く動けないことが嫌で
自分の不注意だから自業自得なんだけど、涙が止まらなかった
親にも事情は説明できても、助けてと素直に伝えられない
でも心細くって、一人で"助けて"って小さく叫んだ
そしたら電話の着信音が応えた
独りだなんて思ってしまったことを申し訳なく思う
もちろん独りで立ち向かわなければいけないことはある
今の自分の状況で言ったら、料理、その片付け、お風呂、掃除…
1つひとつが何かの試練のようだけど、やるのは自分
でもそれは、周りに誰もいない、何もない、全くの無ってことではないのかな、と
そう落ち着いて目を向けて見れば、たくさんの人に助けられていたことに気がついた
悪いことに目が行きがちって本当なんだなと深く実感する
怪我が治るのはしばらく先のことになるから生活が大変なことに変わりはない
ただ、気がついてからは、"大丈夫、頑張ろう、まずは目の前のことに落ち着いて挑んでいこう"
そう思えるようになった
もしかしたら、忘れていたこの感情を思い出すための経験なのかもしれない、なんて思う